アルク社『日本語ジャーナル』（NJ）に連載『人物でたどる日本語教育の歴史とミライ』の第５回が公開されました。

■分け隔てなくともに -近代留学生教育と嘉納治五郎-

NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』では、日本が初参加した1912年のストックホルムオリンピックから1964年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本オリンピックムーブメントの歩みが色彩豊かに描かれました。主人公は日本マラソンの父と称される金栗四三と、東京オリンピック実現に重要な役割を果たした田畑政治ですが、二人に負けない存在感を放っていたのが嘉納治五郎です。
東京高等師範学校長、文部省普通学務局長などを歴任し日本の教育の発展を担うとともに、講道館創設やIOC委員としての活動から柔道と体育の父とも呼ばれる嘉納治五郎ですが、留学生への日本語教育とも深い関わりを持つ人物です。今回は、嘉納治五郎の留学生教育とその考えに着目します。
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《バックナンバー》

第一回：リーチマイケル選手の日本語が生んだ、ワンチームとしての多文化共生
https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20200319-people-01
第二回：赤間泰子教諭の日本語教育物語 －小笠原諸島返還とJSL児童へのことばの支援
https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20200402-people-02
第三回：ロシアの日本理解に力を尽くした日本人漂流民ゴンザ - 露日辞典と300年にわたる教師リレー -
https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20200514-russia-gonza
第四回：フランスにおける日本語メディアの創設 -イリフネ出版創業者ベルナール・ベロー氏とマガジンハウス創業者清水達夫氏-
https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20200528-france-bernard